囲い 鳥刺しの手順と組み方のポイント shogi-rule 2021.08.13 スポンサーリンク 鳥刺し(とりざし)は、昔から居飛車対抗形の急戦で用いられる戦法です。 鶏料理を連想してしまいそうな名前ですが、れっきとした将棋の戦法なのです。 また、雀刺し(すずめさし)と名前が似ていますが、全くの別物です。 鳥刺しは、振り飛車の相手に対して強さを発揮します。 相手がうまく受けられなければ、あっという間に勝ってしまいます。 振り飛車と戦うのが苦手な方は、ぜひとも鳥刺しを覚えて実践に取り入れましょう。 スポンサーリンク 目次鳥刺しの基本形鳥刺しのポイント相手が振り飛車と分かるまでは待つ左銀を上げる斜め棒銀で1筋と2筋を狙う鳥刺しの手順を棋譜で復習 鳥刺しの基本形 一見舟囲いのようにも見えますが、角道は開けません。 また、居飛車の戦法の多くは左銀を守りに使いますが、鳥刺しでは左銀が上がって攻撃参加します。 何と言っても一番の特長は7九に引いた角です。 この角のライン上に入るように斜め棒銀にすることで4六の銀が3五 → 2四と上がっても、銀がタダで取られる心配がありません。 鳥刺しのポイント相手が振り飛車と分かるまでは待つ 鳥刺しは、対振り飛車専用でこそ効果を発揮する戦法です。 そのため、相手が振り飛車と確信できるまでは鳥刺しを組んではいけません。 もし相手が居飛車だった場合は、対居飛車の戦法に切り替えましょう。 左銀を上げる 相手が振り飛車と分かったら、左銀を斜めに進めていきます。 棒銀全般に言えることですが、棒銀は進路を歩で止められると思い通りに進められなくなります。 その為、可能であれば左銀は4六の位置まで早めに進めておくのが理想的です。 斜め棒銀で1筋と2筋を狙う 鳥刺しの準備ができたら、3筋の歩を突いて開戦です。 遠くから飛車と角で1筋と2筋をけん制しながら、斜め棒銀で相手の守りを突破します。 持久戦になると玉の固さで振り飛車が有利になりますので、数の攻めで優位に立つことを目指しましょう。 鳥刺しの手順を棋譜で復習 今回紹介した鳥刺しの棋譜をご覧いただけますので復習にご利用ください。 スポンサーリンク