「相振り飛車」は、文字通り両方の飛車を振る戦法です。
最近は、プロのタイトル戦でも見られるようになりましたが、かつてはどちらかというとB級戦法のような位置づけでした。
そのため、20年ほど前の相振り飛車は、力戦のイメージがありました。
それが変化したのは、序盤の進化により、相手の出方によっては相振り飛車に変化することが出てきたことが挙げられます。
これにより、以前と比べるとバリエーションや手順もかなり整備されてきました。
プロ棋士では、振り飛車党の棋士はもちろん、谷川浩司九段などの居飛車党も得意としてます。
また、女流棋士は振り飛車党が多く、相振り飛車になりやすい傾向があります。
今回は、相振り飛車で昔から定跡とされている「先手・向かい飛車、後手・三間飛車」の手順を紹介しましょう。