ルール

相手の駒の取り方

将棋の醍醐味は相手の駒を「取って」自分の駒として使えることです。
今回は、駒を「取る」ことについて説明していきます。

駒を取るとは?

駒の取り方は簡単で、
自分の駒を移動した時に、相手の駒に重なれば「取る」ことができます。

例を出してみましょう。

この場合、次に2二歩で角を「取る」ことができます。
歩が相手の角の駒に重なり追い出す形で角を奪います。

取った駒は「駒台」と呼ばれる台に乗せて保管します。

このように、自分の駒が相手の駒と重なった時に、相手の駒を「取る」ことができるのです。
そして、駒台に置かれて自分のものになった駒のことを「持ち駒」と言います。

成駒を取っても駒台に置くときに元の駒に戻る

相手の陣地に入った時に成る成駒があります。
角だったら「馬」。飛車だったら「龍」といった具合ですね。

成駒ももちろん取ることができますが、成駒を取っても駒台に置くときには元の駒に戻ってしまいます。
成駒のまま持ち駒にはできないということです。

先ほどの盤面を反転させて「と金」を取った時の動きを見てみましょう。

「と金」を取っても、駒台に置くときには「歩」に戻っているのが分かります。

このように成駒を取っても駒台では元の状態に戻るということを覚えておいてください。

なお持ち駒の使い方については、将棋の持ち駒の使い方で説明しています。