囲い

初心者にオススメの10個の囲い方

将棋の戦法は大きく分けると「居飛車」「振り飛車」の2パターンあります。
その2つの戦法に合わせた王様を守るための囲いがあります。

今回は、初心者向けにオススメしたい「居飛車」と「振り飛車」の代表的な囲いを紹介します。

最初のうちはいろんな囲いを試して自分の好きな囲いを見つけるのが良いかと思います。
頑張って覚えてきましょう!

矢倉

代表的な囲いの一つです。金矢倉とも呼ばれたりします。
上部からの攻撃に強いのが特徴です。
逆に横からの攻めや端の攻めに弱いとされています。

矢倉の手順はこちら

左美濃囲い

対振り飛車用の囲いである美濃囲いの居飛車版です。
横からの攻撃に強いので、相手が振り飛車の場合に力を発揮します。
逆に、上部が薄いため相手が居飛車の場合は避けた方が良いでしょう。

左美濃囲いの手順はこちら

居飛車穴熊

王が穴の深くで冬眠しているように見えることから、穴熊という名前が付けられました。
数ある囲いの中で一番堅い囲いです。
ですが、囲いを作るのに手数がかかるのと、王が隅っこで囲まれているので悪く言うと逃げ道がないというデメリットもあります。

居飛車穴熊の手順はこちら

舟囲い(船囲い)

対振り飛車での基本的な囲いです。
王が船に乗っているような形をしています。
手数をかけずに囲うことができるのと、簡単な割に横からの攻めに強いのが特徴です。

舟囲い(船囲い)の手順はこちら

雁木

少し特殊な囲いです。
イメージとしては囲いごと攻めて行く感じです。
角が相手の玉筋に入ることで囲いの効果が倍増します。
初心者の方は指しづらいからしれませんが、覚えておいても損はありません。

雁木の手順はこちら

振り飛車の囲い

美濃囲い

振り飛車の代表的な囲いの1つです。
横からの攻めに強く、また美濃囲いから様々な囲いに変形させるとができます。
美濃囲いは、横からの攻めに強く、上からの攻めや端の攻めに弱いという特徴があります。

美濃囲いの手順はこちら

高美濃囲い

美濃囲いから2手使って、金を上に上げた形が「高美濃囲い」と呼ばれる囲いです。
美濃囲いに比べると上部からの攻撃に強くなります。その反面横からの攻撃に少し弱くなってしまいます。

高美濃囲いの手順はこちら

銀冠

美濃囲い→高美濃囲いと移りさらに進化させた囲いが「銀冠」です。
高美濃囲いから4手使います。

銀を王の頭に置く囲いで、上や端の攻撃にめっぽう強くなります。
逆に横や下からの攻めに弱くなってしまいます。

銀冠の手順はこちら

振り飛車穴熊

数ある囲いの中で一番堅い囲いです。
囲いを作るのに手数がかかるのと、王が隅っこで囲まれているので悪く言うと逃げ道がないというデメリットがあります。

振り飛車穴熊の手順はこちら

金無双

金が2枚並んでいることから「金無双」と呼ばれています。
名前がかっこいいですよね。
美濃囲いと比べて上からの攻めに強くなるので対振り飛車相手に良く使われます。
4筋からの攻めに弱いという特徴があります。

金無双の手順はこちら

相手の戦法によって囲いを選ぶ

囲いの目的は王を取られないようにするためです。
紹介したように囲いにはそれぞれ強みと弱点がありますよね。

相手の戦術によってできるだけ強みが発揮でるような囲いを選ぶといいでしょう。

相手が居飛車の場合

相手が居飛車の場合は、
自分が振り飛車なら横からの攻めに、居飛車なら上からの攻めに気をつける必要があります。

以下のどれかを選ぶといいでしょう。

相手が振り飛車の場合

相手が振り飛車の場合は、
自分が振り飛車なら上からの攻めに、居飛車なら横からの攻めに気をつける必要があります。
以下のどれかを選ぶといいでしょう。

金無双は、振り飛車の中でも3間(振り)飛車の時によく使われます。
相手の攻め方を見て、高美濃囲い→銀冠に変形するなど、柔軟に対応しましょう。

その他の囲い

今回紹介した囲い以外については、こちらをご覧ください。
有名な囲いからマニアックな囲いまで様々ですが、色々試して自分に合った囲いを見つけていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。