囲い

右矢倉囲いの手順と組み方のポイント

相振り飛車では玉が相手の飛車と向かい合う為、上から攻められます。
そこで、上部に強い右矢倉囲いが相振り飛車に採用されます。
相振り飛車の筆頭候補の金無双と違い、右矢倉囲いは1筋に逃げられるメリットがあります。

概要

囲いの名称 右矢倉囲い
読み方 みぎやぐらがこい
自分の戦法 振り飛車
相手の戦法 振り飛車
長所 戦局に応じて美濃囲いから変化させることができ、前方に強い
短所 相振り飛車の筆頭候補である金無双よりも手数がかかる
手数 11手

右矢倉囲いの完成形と手順

囲いの完成形をご覧いただけます。
最初から棋譜を再生すると、囲い方が確認できます。

右矢倉囲いを組むためのポイント

何と言っても、美濃囲いから変化させることができるのが魅力です。
美濃囲いから銀冠への変化も可能ではありますが、相振り飛車の場合は右矢倉囲いを目指しましょう。

右矢倉囲いは▲3六歩から▲3七銀が指せるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
それさえできれば、もし▲4六歩が無理であっても、矢倉囲いの派生形である平矢倉囲いにできます。

図は平矢倉囲いです。
ぜひとも覚えておきましょう。

また、右矢倉囲も平矢倉囲いも組むことが難しい場合は、玉を3九の位置に避難しておくと玉が相手の角に狙われにくくなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。