囲い

アヒル囲いの手順と組み方のポイント

アヒル囲いはあまり聞き慣れない囲いだと思います。
マイナーな戦法で、プロで指す人はまずいませんが、アマチュアではおもしろがって指す人が多いです。

相手に打ち込む隙を与えないという囲いで、崩されると脆いですが、崩される前に攻めてしまおうという戦い方です。
ハメ技もあるので、覚えておくといいかも楽しめるかもしれません。

囲いの名称 アヒル囲い
読み方 あひるがこい
自分の戦法 居飛車
相手の戦法 居飛車
長所 相手に打ち込む隙を与えない
短所 攻め駒が大駒しかない
崩されるともろい
手数 11手

アヒル囲いの手順

一般的なアヒル囲いの手順です。(gif動画)

2六歩 → 2五歩 → 2六飛 → 9六歩 → 9七角 → 4八銀 → 7九金 → 4八銀 → 3九金 → 5八玉

アヒル囲いを組むためのポイント

アヒル囲いは金も銀も全部が囲いに使われるため、攻める駒が飛車と角しかありません・・・。
大駒を移動しながら相手の隙をついて攻撃するといった攻め方が一般的な攻め方になります。

飛車を浮かせる

相手の飛車先の歩の交換は、アヒル囲いでは飛車を浮いて受けます。
まずは飛車を受ける状態に持っていきましょう。

角は端から覗く

アヒル囲いでは角道を開けません。
端歩を突いて、端から角を覗かせます。

すべてが特殊な指し方ですよね・・・。

相手から打ち込む隙を与えない

そして自陣の囲いですが、相手に駒を与えてもどこからも打ち込めないような配置になります。
金が桂馬の横に配置されるため相手からすると大変に攻めにくいです。

アヒル囲いのハメ技

最後にアヒル囲いのハメ技?を紹介します。
どうやって攻めるかの一例ですね。

駒の損得はひとまずおいておいて、自陣を攻められるより先に相手陣を攻める方法を考えてください。
こうなると、打ち込む隙のないアヒル囲いが有利になります。相手に攻められる前に詰ませてしまいましょう!